音楽と景色がリンクする瞬間が好き
今日は久しぶりに朝から外に出て、満員電車に運ばれていました。
その日の気分と気温と風と匂いで決める。
私による、私のためだけの、DJ
DJナナは、
今日の気温と匂いが風をあつめてだったので、朝からはっぴいえんどを聴きました
歩いている途中、どっかの誰かの葬式の看板があって、コレに合ってる音楽は何かなって探しました。
なんとなくスピッツだなって思ったから聞いた。
駅前の喫煙所でタバコを吸っていた時、電話している若いお姉さんが「うん、元気だよ。うまくやってるよ」って言ってたので、くるりの東京を聞いた。
電車に乗った時、死にそうな顔のサラリーマンばっかりだった。syrup16gの生活を聞いた。
乗り換える時に、自分の高校の制服を着てベースを持った男の子がいた。
高校の時に大好きだったエルレガーデンを聞いた。
目的地に着いた時に、太陽が出てきたけど満員電車で気分がガタ落ちしてた。
何だか超やるせなかったからGEZANを聞いた。
私の目で見てる景色と、誰かが見てる景色って全然違うんだろうな。
私の思う嬉しいと誰かの思う嬉しいも全然違くて、私の思う悲しいも誰かと同じことなんてきっと全くないんだろうな。
気温も、風も、天気も、気分も
全くおんなじ日なんて1日もないのに
音楽は平等に私の目から見えてるグレーの景色を青でいっぱいにしてくれます。
なんでこんなに音楽は私を愛してくれて、でも時に死ぬ直前まで引き摺り込んでくるんだろうか。
なんでこんなに私の生活と音楽はリンクするのだろうか。
なんでこんなに人生を捧げてるのに、
私の音楽を世間は認めてくれないんだろうか
私が朝聞いた音楽と私の作った音楽は何が違うんだろうか。
何で誰も私の音楽に気がついてくれないんだろうか。
それはきっと、私が見て感じた景色と誰かが見て感じた景色が違うように、
私が作った1番かっこよくて素敵な音楽は
誰かにはただのへんてこりんに聞こえるんだろうな。
この世の人間全てに私の作った音楽を、私が抱いてる感情を、理解してもらいたい。
だけど、理解されたら音楽はクソになるからずっとアンダーグラウンドにいたい。
音楽なんかわかってたまるか。
景色と音楽がリンクした瞬間、
私の感情は間違ってなかったって安心できる
だから、たぶん、明日もまだ音楽が好きで曲を書いて歌を歌う。
たぶん、そんな毎日。
なな