サマーソニック2022に行ってきた。
2019年ぶりのサマソニ、むちゃくちゃ楽しかった。
夏フェスの醍醐味、有名バンドを10分くらいだけ見て、違う有名バンドを見る、そしてまた10分経って違うバンドを見る超贅沢な周り方をして、頭から最後まで見たバンドは、ホルモン、クロマニヨンズ、マネスキンのみという。
思い出すだけで、胸がときめくような音楽を私に見せてくれたサマソニ本当にありがとう。
タイトルにもある通り、私は今日10年前の自分の信念と決心を思いっきり破った。
甲本ヒロトの歌声を生で聞いた。私の手よりも小さいくらい遠くにいたけど、確かに私は今日甲本ヒロトの歌声を聴いてしまった。
彼は今2022年にも音楽をやってました
私の妄想でも幻想でもなく、私のロックンロールの神様は本当に現実で、私があの時聞いたCDと同じ声で歌ってた。
対バンするまで会わないと心に強く決めていたから、私は今日マネスキンを見た後にクロマニヨンズを見るかどうかずっと迷った。
でも結果的に見てよかったと今心から思ってます。
暗いステージに照明が付いて、ヒロトの声が聞こえた瞬間に私は涙が止まらなくて、自分の目でヒロトを見た時に、ああやっと会えたと思いました。
昨日の夜、私の中の甲本ヒロトへの期待値がすごすぎて「こんなもんかよー」とか思ったらどうしようかと思ったけど。
私は本当に本当に本当に涙が止まらなかったし、お昼ご飯食べながら今同じ海浜幕張にいるって考えただけで汗が止まらなくなった。
ヒロトに会うかも知れないから、自分のバンドのCDを持っていった。シャツもきてタオルも持っていった。
ヒロトに見せたかったんだよな
貴方に憧れて音楽始めたんだよ、そのバンドのシャツとCDだよって渡したかったんだよな
まあ会えるはずもなかったんだけどね。
でも。
私が憧れた人の声が、ギターが、頭の中に響いているという現実がもうたまらなく愛おしい時間でしかなかった。後ろの方だったからヒロトからは私は見えていない
でも私からははっきりとヒロトが見えて、音楽始めた時のことを思い出しながら曲を聴いて、生きねばって思った。
ブルーハーツに憧れて音楽始めた人間なんてこの世に100万人くらいいそうです。
私はそのミーハーの1人でしかないのかなと思いますが、甲本ヒロトに音楽で会いに行くと言う夢はまだ変わってないからそれを叶えるために私は頑張ろうと思います。
甲本ヒロトという存在に出会って10年、僕はもう今年で24歳。
誰にも共感されなかったブルーハーツの良さを教えたくて、学生時代にリンダリンダを流した。ワクワクしながら反応を待ったけど誰も何も触れなかった。
あんなに私は感動したのに。
音楽をやるために生まれてきたんだと本気で思うほどに私の中で言葉にできない感情が生まれたのに。
理解されない音楽の感性を持ってしまったことにうんざりしたけど嬉しかった
いい意味で、私はお前らとは違うんだと思った
だから、対バンするまで会いたくなかったの。
甲本ヒロトっていうのは貴方が思ってるよりも、私の心のずっと奥の方で私を歌声で抱きしめてくれる。あんなに優しい音楽は私は聞いたことがないの。
私は本当にずっと1人で泣きながら見てたんだけど、後半になったら自然と涙は止まった。最後にはまた涙が流れたんだけどね。
それがロックンロールのすごいところだなと思った。あんなに泣いていたのに気がついたら私は笑いながら手をあげてるし、知らないお兄さんと肩を組んでた。
なんとなく、音楽はもういいのかななんて最近考えたりもした。でも今日で一気に引き戻されてしまったの。
早く、一刻も早く彼のようになりたい。
私は絶対に今日という日を死ぬ直前に思い出す。私も貴方の人生が終わるときに思い出せるような音楽を作る
ヒロト、私はまだまだまだまだまだやれます。
だから死ぬまで甲本ヒロトでいてください。
今日は、本当に歌声を聞けてよかったです。
音楽って楽しいんだよな。
次会う時は、同じステージで。
サマソニから帰ってきて興奮気味のナナがお送りしました。
ありがとうございました。