音楽の定年

 

 

どっかのバンドが活動休止

そして解散

どっかのメンバーが脱退

そして解散

 

 

私が昔よく聞いていたバンドたちが

いろんな形で音楽を終えていく

 

音楽を終える=次の音楽が始まる

 

だと私は勝手に思ってて、まあ自分がそうだったからなのかもしれないけど。

音楽やめちゃだめだよって大尊敬している先輩の言葉が、

MOROHAのアフロの声で再生される

 

 

 

音楽は定年がない

辞める時は自分で決めなきゃいけない

好きなことは嫌いになりたくないから、

適当なところで辞めちゃおうかなって思ってたりした。

でも好きなことを嫌いになりたくないなんて都合よすぎると私は思う

好きになったら嫌な部分が見えるのは当たり前だ、音楽も仕事も友達も恋人も。

好きなことだけやって生きるのは、私にとって最高の人生だと言える

好きなことで生きていくためには、

努力も必要だし、運も必要だと思うんだ

 

 

 

少し前のブログで

"私の得意なことは好きなことじゃなかった"

って書いたと思うんですが、

好きなことのためならどんなに辛いことも苦じゃないんよね私は

 

ノルマだのスタジオ代だのレコーディングだの、音楽やるのにはめちゃくちゃ金がかかる、だからバイトをめちゃくちゃやってるんだけど

それは音楽のためなので全く苦だと思わない

めんどせいってのはあるけど。

 

努力したらなんでもかんでも絶対成功すると思ってたんだけど

まじでそんなことないんだよね

 

 

 

最近わかってきたのは

運もコネも実力のうちってことなんだよ

どんなに努力したって絶対超えられない境界線っていうのが存在して

そこを悠々と超えて高らかに歌を歌う人を見ると悔しいとかの言葉じゃ表せない虚無感に襲われる

 

悔しい、悔しい

私はこんなに頑張ってるのに

なんで思うから誰も超えられないんだと思う

 

 

音楽は競争じゃない?

売れるための音楽はダサい?

競争じゃない音楽なんてつまんない

売れなきゃ誰にも聞いてもらえない

わたしはわたしの音楽が1番だと思ってる

てか思わなきゃやってらんない

 

 

 

脱退、解散、休止、

 

いろんなバンドが

いろんな形で自分の定年を決めていく

 

 

昔の私は解散って形に逃げてしまってたんやな

 

女の子なのにかっこいいね

女の子なのにすごーい

ガールズパンクバンドー

 

ガールズバンドのファンは

ちゃんと音楽を聴いて好きってゆってくれるひとと

ただガールズバンドと話したいだけの人がいる

 

 

きてくれてた人は、ちゃんと私たちの音楽好きでいてくれてたから幸せだったな

 

 

鏡花乱舞のとき

とあるガールズバンドのレーベルのライブに出た

絶対自分が1番のライブをしたと確信が持てた

アンコールも起きた

なのに全く物販には人が来ない

レーベルの人もすげえ冷たい

なんなんだ、この違和感

 

あっ、そうか

みんなあっちのバンドに並んでんだな

CD買って、チェキ撮って、握手して、

あっちのバカアイドルみてえなバンドの

方がいいと思ったんだな

レーベルの人も叫ぶ女はいらないんだよ

女の子はみんなかわいいままで

CDよりチェキを売って

そっちのバンドが評価される意味が

全くわからん

 

 

 

 

もうそこでガールズバンドっていうくくりに自分がいるのが気持ち悪くなってしまったよ

 

 

 

こーゆー嫌な感情さえも愛に変えられるような歌をうたえてたら、今ごろガールズバンドだったかも

 

 

 

音楽はいつでも私の予想をはるかに超えて裏切ってくる

いい形でも悪い形でも。

 

 

メンバーが脱退なんてわたしには関係ないね

そんなことを胸張って言えない

いつだってみんな色々考えてるんだ

わたしだってそうだ

ふとした瞬間に、あのときみたいに、

辞めてしまうかもしれない

 

にんげんなんてそんなもんさ

にんげんだもので片付けたらそれまでだけど。